借金返済ブログ

借金一本化とは?おまとめローンだけではない借金一本化の方法

借金一本化と聞けば多くの方が「おまとめローン」を思い浮かべるでしょう。しかし、借金を一本化し、借金の返済負担を減らすことが目的なのであれば、任意整理や個人再生(民事再生)という方法も有効です。
今回は、借金一本化のメリットや方法、仕組みなどについて詳しくお伝えします。

借金一本化とは?

借金一本化とは、その名の通り「借金を一本にまとめること」を言います。 借金の一本化をすることで、金利を引き下げられたり毎月の返済負担額を軽減できたりなど、多くのメリットが発生します。 まずは、借金一本化とはどのような仕組みなのか、どのようなメリットがあるのかについて詳しくお伝えします。

借金を1つにまとめるのが「借金の一本化」

借金の一本化とは複数ある借金を1つにまとめることを言います。一般的には「おまとめローン」という金融商品で借金を一本化します。 たとえば、あなたが消費者金融A・B・Cの3社からお金を借りていたとしましょう。 複数からの借り入れに対して、下記のようなことを思った経験はないでしょうか? 「返済日がバラバラで管理が大変」 「各社に支払う手数料(ATM手数料等)が無駄に感じる」 「それぞれの金利が高いからなかなか元金が減らない」 「キャッシングカードが多くて財布が常にパンパン」 借金を一本化することで、上記のような煩わしい手続きやデメリットをなくすことができるのです。

毎月の返済額が軽減できる

借金を一本化すれば、毎月の返済額が減ります。
なぜなら、借金を一本化することで、総支払金額が減るため、必然的に毎月の支払額も軽減されるためです。
たとえば、A・B・Cの3社から年率18%で50万円ずつ、合計150万円借りていたとすれば、それぞれに対して利息以上の返済をしなければいけません。 50万円を1か月間(30日)借りていたときの利息は、7,397円なので最低でも8,000円~1万円程度の返済をしなければいけないでしょう。
つまり、3社それぞれに返済しようとすれば、毎月最低でも24,000円~3万円程度の返済をしなければいけません。 一方で、借金を一本化して金利を引き下げられたとして、年率15%で150万円の借金を1か月(30日)借りていたときの利息は18,493円です。
そのため、最低2万円程度の返済をすれば確実に完済を目指せます。 「金利が下がる→利息が減る→毎月の返済負担額を軽減できる」という仕組みです。 ただもちろん、可能であれば今まで通りの返済額を続けたほうが良いでしょう。
借金返済負担額こそ減らないものの、返済期間が短縮され、総支払金額を大きく軽減できます。

返済計画が立てやす・返済日が把握しやすい

借金を一本化することで、毎月の支払日が1日にまとまります。今までは、返済先に応じて数日の返済日があり、管理が大変と感じていた方は少なくないでしょう。 また、返済日がバラバラであるがゆえに、常に借金の返済に追われているような気持ちになってしまうこともあります。借金を一本化し、返済日を1日にまとめることで、借金というストレスからの開放や管理の軽減が見込めるでしょう。

借金一本化にはどのような方法・手段がある?

「借金一本化できるおまとめローンや任意整理・個人再生とは何か?について詳しくお伝えします。 一本化を検討されている方は、どちらが自分に合っているのかを検討していただければと思います。

・金融商品「おまとめローン」

おまとめローンとは、消費者金融や銀行等が販売している金融商品の1つです。おまとめローンは、住宅ローンや自動車ローン等のように目的別ローンに分類され、借入限度額も高い傾向にあります。 また、おまとめローンの特徴として「年収の1/3以上の借り入れが可能」です。そのため、総量規制の対象外となっているクレジットカード利用の借金も含め、まとめられるのがメリットと言えるでしょう。 ただ、おまとめローンは「ローン商品」であるため、かならず借入審査が行われます。 借入金額が高額だったり、信用情報に問題があったりすると利用できない可能性が高いので、自分の状況を考えたうえで利用を検討してください。

・法的手続き「個人再生(民事再生)」

もう1つ、借金をまとめられる方法として「個人再生(民事再生)」という方法があります。個人再生は、法的手続きの1つでいわゆる債務整理です。 裁判所に対して「借金の返済ができないので減額してください」と申立を行い、あなた自身の状況等を考慮して借金をまとめて圧縮します。最大で借金を100万円まで圧縮でき、残った残金を3~5年程度かけて完済を目指します。 個人再生のメリットは、借金を1つにまとめられるうえに、借金を大幅に圧縮できる点です。おまとめローンとは異なり、返済負担額を大幅に減らせるのが最大の特徴。一方で、信用情報への情報掲載や、官報への掲載などいくつかのデメリットが伴います。 個人再生は、弁護士へ相談することで手続きを進められます。気になる方は、デメリットも含めて相談されてみてはどうでしょうか。 ・利息カットなら任意整理もメリットが大きい 「利息を減らして支払額を軽減すること」が目的なのであれば、任意整理という手続きも有効です。任意整理は借金をまとめることはできませんが、今ある借金の将来利息等をカットできます。 現時点で「借金の返済が厳しい」と感じているのであれば、検討してみる価値はあるでしょう。なお、任意整理も債務整理の一種です。気になる方は弁護士へ相談してください。

まとめ

借金を一本化することで、今ある借金のすべてをまとめることができるため、返済管理の簡略化や金利の引き下げ等に期待ができます。結果的に、毎月の返済負担額も軽減できるでしょう。 ただ、おまとめローンは金融商品であるがゆえに「審査」が伴います。審査の結果、利用できない方もいるでしょう。もし、おまとめローンの利用ができないのであれば、任意整理や個人再生の利用を検討してください。

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